オーストラリア「エアーズロック」

オーストラリアの17ある世界遺産の代表は、何と言ってもエアーズロックでしょう。
エアーズロックは、自然と文化の両方で、世界遺産に指定されています。

オーストラリアのちょうど真ん中に、オーストラリア大陸の主のごとく陣取り、「大地のヘソ」や「地球のヘソ」と呼ばれることもあるのがエアーズロックです。
世界最大の一枚岩と言われていますが、実は、1番目は西オーストラリア州にあるマウント・オーガスタスで、正確にはエアーズロックは世界で2番目です。

周囲がおよそ9.4km、高さがおよそ348mという巨大なエアーズロックは、地上に姿を現しているのはほんの一部分にしか過ぎません。
エアーズロックの地下には、6kmもある岩層が隠されていると言われています。
長石などの粉末の沈殿と海水の浸食によって、エアーズロックが形成され始めたのは6億年前、現在の形になったのが、約400万年前のことだそうです。

このような果てしない歴史の中で、今も尚、太古の姿をとどめているエアーズロック。
解明されていない謎は尽きなく、時間や天候によって、表情を変えるその美しさは、神々しく神秘的でさえあります。
たとえ、世界の中心で愛を叫ばなくても、一度は訪れてみる価値がある場所です。

オーストラリア旅行とエアーズロック

オーストラリアの先住民族アボリジニの聖地と言われるエアーズロックは、正式には、アボリジニ語で「ウルル」です。
ウルルは、1985年に、アボリジニに所有権が返還され、現在は、オーストラリア政府がリース料を払うことで、観光が可能になっています。

しかし、アボリジニの人々は、観光客がウルルに入山することを快く思っているわけではありません。
ウルルには、一部の祭司以外は登れないというアボリジニの人々の習慣や歴史があること、旅行者の転落事故などが、その主な理由のようです。

したがって、オーストラリア政府は、現在、旅行者のウルル入山を禁止するプランを検討していると伝えられています。
年間35万人もの旅行客が訪れる、オーストラリア旅行のハイライトとも言うべきエアーズロック。
ラッド首相は、ウルル入山禁止プランには反対していますが、果たして、どのような結論が出されるのでしょうか。

万が一、エアーズロックに登れなくなれば、オーストラリアの大事な観光スポットがひとつ消えてしまいそうです。
エアーズロックに興味のある方は、早い時期に訪問なさることをお勧めします。


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